結果にこだわるなら・・・
ビジネスの世界に限りませんが、やはり結果は大切ですよね。
例えば営業の世界でいうと、日中サボりまくっているけど数字を作る営業マンと残業もたくさんして一生懸命頑張っているけど数字がついて来ない営業マンだと、どちらが良いでしょうか。
立場にもよりますが、おそらく前者の方が元事業に貢献している部分では優れていると言えると思います。
が、サボっている営業マンでも数字が上がっている以上、やはりそれには理由があるわけで。
要因は色々と考えられますが、理にかなった作業を効率よく、そして継続的に進めている営業マンはやはり結果に繋がりやすい傾向があると思います。
やはり反復的に作業を行ううえで、その作業の上積みが期待できるストック型といわれるスタイルは、日頃のコツコツが積み重なって、安定的な実績に繋がるというメリットがあるように思います。これを意識的に行っていたり、結果的にそのようになっている営業マンの数字が良いですかね。どれだけサボっていても・・・です。
さて、このストック型。採用の世界で意識されていますでしょうか。
バス業界の求人・採用というと、これまでは紙ベースの求人がメインだったこともあり、中々接触者を継続的に追いかけるなどの考えが希薄な部分があったように思います。
言ってしまえば、人が足りなくなったら広告を出して、一時的に募集をかける。
補充出来たらそれでよし。
また、足りなくなったら募集をかけるの繰り返しです。
まだ、それでも何とか採用が出来ていた時代は良かったですが、現在では状況がさらに悪化しており、そこまで簡単に採用が出来なくなっていますよね。
また、ライバル社も挙って募集をかけている現状、中々単発の募集広告では採用が苦しい状況です。
継続的に募集をかけている状況下で、差別化や効率化などを考慮し、採用ホームページやWeb広告に取り組むバス会社も非常に多くなってきましたが、またそこでも競争が生まれます。
いたちごっこと言えばそれまでですが、常に先を見据えて差別化をして行かないと、なかなかライバルたちに勝ち抜くことは難しいというわけです。
採用ホームページなどを整備し、継続的に良質な求人情報を潜在求職者へ向けて発信できるようになったと仮定しての話ですが、ではその先はどのように進めたら良いのか。
あまり書くことはできないのですが、その先に関しては接触者の囲い込みになります。
接触者とは、御社の採用情報を見て、少しでも興味を持った方、もしくは応募した方です。
おそらくどのバス会社様もしばらくは継続的に接触し追いかけるのではないでしょうか。でも他社へ流れたり、正式に辞退されると、データだけ残って知るだけ・・・という企業様は多いと思います。
今回は縁が無かった・・・ではありません。その方がバス業界に身を置いている場合、どうでしょうか。
定着率の決して良い業界ではありません。つまり、また市場に流出する可能性があるわけです。
その方と再度接触する為に、また大きコストをかけなくてはいけませんし、流出するタイミングもわかりませんよね。
練りに練った採用活動の中で、せっかく芽生えかけた信頼関係は、リセットするのではなく、ある程度の距離を保って継続しておくべきと私は考えています。
そして、それはコストをかけて活動すればするほど、そのストックの数は増えるわけで。
つまりまさにストック型なモデルがここに作れるわけです。
新規接触はもちろん非常に大切ですが、既存者との継続的な接触も同じくらいのウェイトで考えると、また採用活動をブーストさせることが出来るのではないでしょうか。
その具体的な方法はここでは書けませんが、もちろんあります。
せっかく接点をとった接触者を継続的にフォローする。営業マンではありませんが、採用というジャンルでも結果に差が現われそうですよね。