インフラの活用

2023年08月13日

バス事業、特にその中でも採用部署にいるとなかなか接点が無いのが、実際の営業現場でしょうか。ここでも推奨していますが、やはり現場を知るという事は業務を進める上で最も大切な事と捉えています。積極的に営業所などに足を運んで、スタッフや運転手とコミュニケーションを図る事は、非常に大切な事です。

が、なかなかそのまま運行のバスに乗って・・・なんていう事は現実的に難しいわけです。


ですが、ぜひ一度実施していただきたい。できれば時間帯も朝・夕のラッシュ時と昼間の時間帯の両方で。

なぜなら、乗客の行動観察と共に、利用者目線になる事で今まで見えていなかったことが必ず見えてくるからです。ここで感じた事が、採用活動問わず実業務の改善に繋がるというのはよくある事なんですよ。


特に採用活動においては、実体験などから職業選択をする人が多い(学生だとインターンなども今や一般的です)という部分で、営業現場には多くのヒントが隠れていると考えるべきです。

「乗客の殆どがスマホを見ているなあ」「思ったより、社内アナウンスってインパクトあるなあ」「天井って意外と見るなあ」とか、何か感じるだけでもいいです。それを採用活動に使えないかと考える事が大切です。


実際に運行現場にいると、バス事業はバスをはじめ、バス停や大型のターミナルなど、他業種とは違い自社が所有しているインフラが多いという事に気が付くのではないでしょうか。営業所や車庫もそうです。人の目に入る所有物が大変多いのが他業種とは違うところ。


それらはあって当たり前のものですが、他では得られない物なのです。(そこに広告出稿しようとすると、大きなコストがかかります)

もちろん、大規模事業者に関しては、広告事業部が主たるところを広告スペースとして販売していると思いますが、ニッチな部分やコアな部分で活用できるスペースは必ずあります。

わざわざ高額の費用は払いたくないけど、そういえば常に露出している・・・なんていうスペースが結構あるものです。

さて、そこに何を仕掛けるのか・・・ですが、インフラ広告でぜひ試したいのが印象広告です。単に「バス運転手募集中」なんて書いても、おそらく景色の一つとして流れてしまうでしょう。


例えば車内の吊革に広告を出す事にします。

一つは吊革に「バス運転手募集中!」と書いてあるのと、「この吊革から夢を掴んだ人がいます!」では、どちらが印象に残るでしょうか?そして、次のステップに進むのがどちらでしょうか?答えは明白ですよね。


バスは毎日同じ時間に同じ路線を走ります。同じ人が毎日ルーティーンで同じバスに乗り続ける可能性が高いのです。ポジティブに捉えれば、何度でも目の前の候補者に交渉し続けることが出来るのが、バスに関するインフラ広告の良い所。

例えばシリーズ化した印象広告なんて、このコンセプトに合致しますよね。定期的にシリーズ化された印象広告は、ゆっくりと人の心に入り込みます。

極端に言うと、好きな人をゆっくりと口説き落とすようなイメージです(笑)


印象広告というと、個性的であったり、少しふざけているようなイメージがあるかもしれませんが、実は綿密に戦略が練られたものが多く、継続する事で安定した結果に繋がりやすい広告です。


採用面においても他社との差別化が必要な今、そういった身近なところから改善していく。動的な採用活動にシフトするにはもってこいの媒体だと思います。


© 2023 株式会社MKエージェンシー
Powered by Webnode Cookie
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう